【ものづくり補助金第23次速報】その計算、不採択の元です!「賃上げルール」の激変に要注意

皆さん、こんにちは。江渕B&Sコンサルタントの江渕です。

ついに待望の「ものづくり補助金」第23次公募が開始されました。 今回の公募要領を精査したところ、補助金活用の根幹である「賃上げ要件」の計算ルールが過去最高レベルに厳格化されていることがわかりました。

「うちは毎年昇給させているから大丈夫」という社長のその確信、実は非常に危険かもしれません。今日もブル社長の オフィスでの一幕を覗いてみましょう。

【本編】社長、その「どんぶり勘定」が不採択を招きます!

コリー君!第23次の要領が出たな。今回も新機械を導入して一気に生産性を上げるぞ。賃上げも、去年と同じように『会社全体の給料総額』を2%上げればクリアだな。ガオォォ!

社長、ストップです! その計算、第23次では『一発不採択』か、最悪の場合は『補助金全額返還』を招く落とし穴ですよ。

毎回おなじみのルールじゃないのか?

今回からルールがガラリと変わりました。ブル社長が注意すべきは、この『2つの激変』です。

【「総額」の逃げ道が封鎖!一律「1人あたり3.5%増」へ
前回までは『給与総額を2%増』という選択肢がありましたが、今回は廃止されました。代わって『1人あたり給与支給総額を年平均3.5%増』という高いハードルに一本化されたのです。

恐るべき「12ヶ月フル勤務」ルール
ここが最大の罠です。計算対象にできるのは『その年度に12ヶ月間すべて給与を支払った従業員』のみ。年度途中の採用者や退職者を含めて平均を調整する「数合わせ」は一切通用しなくなりました。

12ヶ月フルで働いた人だけ……? つまり、中途採用者が多い我が社だと、計算対象者が減って、一人ひとりの昇給額を相当上げないと3.5%に届かないじゃないか!

その通りです。さらに恐ろしいことに、過去に採択されながら要件を達成できなかった事業者への『減点ペナルティ』も明文化されました。一度でも計画倒れになると、次回の申請が極めて不利になります。

むむむ……。勢いで申請していたら、後で首が回らなくなるところだった。これはプロに緻密なシミュレーションをしてもらわないと、怖くて手が出せんぞ。

第23次公募:経営者が絶対に知っておくべき「3つの変更点」

今回の改訂は、経営者にとって非常にシビアな内容になっています。

変更項目第23次の新ルール経営への影響
賃上げ指標の一本化1人あたり3.5%増(CAGR)人数による調整が不可。確実な昇給原資が必要。
算出対象者の限定「全月(12ヶ月)支給者」のみ計算の分母が変わり、目標達成の難易度が急上昇。
過去の未達ペナルティ基本要件未達者への減点措置「とりあえずの計画」が将来の申請を妨げるリスク。

江渕B&Sコンサルタントからのメッセージ(まとめ)

ものづくり補助金は今、「単なる設備投資の補助」から、「企業の賃上げ体力を厳密に見極める審査」へとステージが変わりました。

不採択のリスクを避け、採択後も安心して事業を進めるためには、公募要領の言葉の裏にある「厳格な算出定義」に基づいた、実現可能な事業計画が不可欠です。

当事務所では、中小企業診断士として、貴社の過去の賃金台帳に基づいた精緻なシミュレーションを実施し、「本当に3.5%アップを達成できるのか?」「そのための収益向上策は妥当か?」を徹底的に検証します。

  • 「うちの従業員構成で計算すると、目標値はどうなる?」
  • 「過去に未達があるが、今回は申請できる?」

このような不安をお持ちの方は、ぜひお早めにご相談ください。事前相談は無料です。

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中小企業の伴走者、江渕B&Sコンサルタントでした。